Short Short 劇場
≪梁 明≫様 Ver.
第10幕
『チャイルドナンバー』
ライカを前に、外套を纏った紳士風の男があごひげを撫でながら観察するように値踏みしていた。
「ふむふむ、本来の『Cの巫女』には及ばないものの、及ばないもののかなりの力を有しておるようだな、4号」
「ウェスパシアヌス……」
唇を噛み、睨み付けるライカ。
そこへ、がきんちょ達がやってくる。
「ライカ姉ェちゃん!」
ウェスパシアヌスの目が細められた。
「ほうほう、我らの目を眩ますために、眩ますために始めたシスターは、なかなか堂に入っているではないか、4号」
「私をチャイルドナンバーで呼ばないで下さい……」
ライカのただならぬ雰囲気に、がきんちょ達が脅えた。
「私と共に、私と共に来て貰うよ、4号。そうでないと、そうでないとキミの周りにいる子供たちがどうなるのか。判っているね、4号」
「子供たちには手を出させない! 『変身!』」
ライカは両腕を回し、変身ポーズをとる。すると、腹部に銀色のベルトが顕れ、ライカの身体が変化していった。その姿を見て、がきんちょ達が叫んだ。
「「未確認生命体、4号?!」」
ライカはク○ガだったのだ。
「違う、違うとも、ライカよ。その姿は、その姿は私の作ったモノではない」
動揺したウェスパシアヌス。ツッコミどころが間違っていた。